かんな川水辺の楽校便り  / あゆみ / ワンドものがたり 

「群馬建設新聞」2007年12月19日付

ゾーニング計画見直し(かんな川水辺の楽校整備)

次回は整備計画策定

 

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 藤岡市本郷地内で「かんな川水辺の楽校」の整備を計画している国土交通省高崎河川国道事務所および藤岡市は18日、4回目となるかんな川水辺の楽校協議会(掛川優子会長=カワゲラの会会長、河川環境保全モニター)を藤岡市役所防災センターで開催した。今回は具体的な整備計画(案)が提示され、それについての活発な意見交換が行われたほか、整備予定地での台風9号の影響とそれに伴ったゾーニング計画の見直しや、第3回協議会までの意見の取りまとめ・確認などが議事として取り上げられた。

 

 協議会ではこれまで神流川左岸の7・2q付近から8q付近までの間を対象にエリアを水辺ゾーン、河畔ゾーン、湿地環境ゾーンに分け整備を実施する計画だったが9月に台風9号により、下久保ダムの出水で予定地が冠水。それによりヨシ原や池などからなる湿地環境ゾーンは消滅し、瀬・淵・レキ河原と河川環境が変わったため、ゾーニング計画の見直しを行い、水辺ゾーンと河畔ゾーンとして整備することに計画を変更した。

 また、今回明らかにされた整備計画(案)には「現況の多様な河川環境を極力生かし、安全に自然体験、環境学習の出来る場とする」、「出水等による河川環境の変化に柔軟に対応し人工的な整備・改変を極力避け、その時々の環境を活用し利用する場とする」といった、これまでの基本的な整備方針を生かしつつ、多目的広場の設置や多目的広場内駐車場、また東屋や親水階段の整備などが盛り込まれた。

 
今後のスケジュールとしては20年の2〜3月頃に第5回協議会を開催し議事として、整備計画の策定、利用管理体制・仕組み作りの必要性などを取り上げ、20年度以降に整備の開始、管理体制の検討、仕組みづくりの検討を行って行く考えだ。

 
整備計画はリバーフロント整備センター(東京都千代田区一番町8電話03−3265−7121)が担当した。

 



この情報は「群馬建設新聞」の2007年12月19日付紙面に掲載されました

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