学身近な自然を知るために、自分で調べる方法を学んでみよう!ミ
希少生物観察会
ー水生生物の調査方法の研修ー
大漁でした。採取したギバチ(群馬県・絶滅危惧Ⅱ類)
2021年11月3日(文化の日)、自然観察を行いました。
参加者は、藤岡中央高校F.C.Lラボ(科学クラブ)16名,
藤岡北高環境工学クラブ12名,と教師4名です。
講師は斉藤裕也さん
(かんな川水辺の楽校運営協議会委員、ヤリタナゴ調査会)
新型コロナウィルス拡大予防のため一般公募は行なわず、
学童保育さんや高校のクラブにお声がけしたところ、申し込みいただきました。
内容;魚、水生昆虫の採集、名前調べ 水生昆虫とパックテストで水質調査
採集の様子。
採集は終了。
「魚を捕るコツを教わった。そしたら
思ったよりたくさんとれて楽しかった。」(藤岡北高 飛田さん)
何がとれたか調べます。
観察した生物:ヨシノボリ、ギバチ、カジカ、シマドジョウ(多い順)
ヤゴ(アオサナエ、オナガサナエ、)、エゾトンボ科、
ナベブタムシ、ミズカマキリ、カワリヌマエビ類他
シマドジョウとギバチ
カジカ
ヨシノボリ(前)とカジカ
エゾトンボ科。オオヤマトンボかコヤマトンボか。
頭部中央に突起があるからコヤマトンボと思われますが。
どちらも丘陵地などの清流に生息している種です。
左2個体はアオサナエ、右はオナガサナエ。
翅芽の開きが大きい。
触角が細いのが、アオサナエ、シャモジみたいのがオナガサナエ。
アオサナエの成虫はせせらぎ水路で今年確認されています。
台風18号以後、初めて松村委員が確認しました。
群馬県絶滅危惧Ⅱ類です。
右の頭部腹側。鰓の中片の前縁が弧状なので、オナガサナエ。
11月16日上毛新聞に掲載されました。
「普段関われていなかった地域の環境を知るしることができて、
たいへん勉強になった。」(藤岡中央高校 阿部君)
生徒さんや先生の評判が良かったので、今後は昆虫、珪藻、野鳥、植物など、
テーマを変えて開きたいと思います。
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