「かんな川水辺の楽校で確認された外来のプラナリア2種と
腐栄養水域でみられる珪藻について」
カワゲラの会 掛川 優子
在来のプラナリアは湧水や低水温の清水域に主に生息するので、きれいな水の指標種となっているが、1960年代のはじめから日本各地の熱帯魚の水槽や温水の養魚池などで外来のプラナリア(アメリカナミウズムシ、アメリカツノウズムシ、トウナンアジアウズムシ)が見つかるようになった。
これらは下流域の汚濁のある水域に生息できる種である。
かんな川水辺の楽校内でも2010年にアメリカツノウズムシ、加えて2011年にアメリカナミウズムシも同所で確認したので報告する。
また同所では、熱帯や亜熱帯に生息し汚濁に耐える珪藻プリューロシラ ラービスPleurosira laevisも採取した。
群馬の清流とされる神流川であるが、川底にすむ小さな生物たちを見ていると、そうとは言い切れない状況が見えてきた。
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