・「神流川の底生魚の話」
プロファ設計 斉藤裕也
水辺の学校周辺の神流川は、寄島にある神流川堰により多くの農業用水を取水されるために水が少ないことが多く、かつては瀬切れがしばしば起きていた。
平成になってからは、瀬切れの起きない流量管理が行われるようになり、魚を含む水生生物も豊富になってきている。
しかし、川に水が少ないことは変わりなく、カワウなどによる捕食圧も強い場所なので、河川の中流域に生息するウグイ、オイカワなどの遊泳性魚類の個体数は常に少ない状態が続いている。
ところが底生の魚は比較的健全で、10種ほどが比較的良好な状態で生息している。群馬県下では最も標高の低い場所でカジカが生息している(標高70〜100m)特別な場所となっている。
このカジカの生活の一部をかいま見る機会を得たので、カジカの話をしようと思い簡単にとりまとめてみた。
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