激動の
なう
2015.4.18
4月、やっと暖かくなってきた4月半ばのせせらぎ水路は、花盛り。
きれいといえばきれいですが、川としては、これは問題。
黄色の菜の花、白いのはクレソン。手前のは?
これはきっとホナガカワヂシャ!!
在来のカワヂシャとオオカワヂシャ(特定外来生物)のハイブリッド。
もう両手で抱えきれないほどの大株です。
いつのまにこんなに茂ったの?もう簡単には抜けません。
そのホナガカワヂシャの葉と花。
葉がカワヂシャより幅が広く、少し鋸刃で少し波打つのが特徴です。
花序です。この花のついた茎がどんどん長くなります。
オオカワヂシャも生えています。大きさからこの春芽生えた株でしょう。
写真ではホナガとそっくりに見えますが、葉が鋸がなく楕円形です。
これが在来のカワヂシャ。草の影にひっそりと生えていました。
大森委員に伺ってみました。
「大森です。葉がオオカワヂシャに比べて細く、鋸歯がはっきりしている点はカワヂシャの特徴をとらえています。しかし、花色はオオカワヂシャで、それより花が小さい。などの特徴からホナガカワヂシャとするのが順当だと思います。また、雑種強勢で成長が早い点もホナガカワヂシャを支持しています。 ただし、ホナガカワヂシャの特徴は種子ができないので、花序が際限なく伸びる点ですので、それが観察できれば確実です。 種子はできませんが、根茎によるクローン成長で、オオカワヂシャ並みの大きな株を作るので要注意です。」
ホナガカワヂシャの葉にその花とナナホシテントウムシ。
ナナホシテントウノ幼虫と羽虫。
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