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2019.07.13 


「ダムのお話」
山口 昌広さん(下久保ダム管理所)


下久保ダムは、ここ「かんな川水辺の楽校」から神流川を約16kmさかのぼった、車で30分くらいの山の中にあります。上毛カルタの「り」の札にでてきます。固いコンクリートでできたダムで高さが129m、最大1億2千万m3(小学校のプール約33万杯分)の水を貯めることができます。

 

 ダムの役割について説明します。川に流れる水は多すぎても少なすぎても困ります。川の近くのお家が水の力で流されたり、みんなが飲める水がなくなったりするからです。

ダムがないと降った雨はそのまま川に流れます。大雨の時には川の中からあふれることもあります。去年西日本で起こったように家が流されることもあります。

ダムがあると降った雨をダムに貯めて、安全な量の水を流すことで川の水が川の中からあふれるの防ぐことができます。これはダムには流す水の量を増やしたり減らしたりできるゲートがついているからできます。水道の蛇口をひねって出す水の量を変えるのと似ています。

 

 ダムがあると電気をつくったり、水の力で家が流されることがなくなったり、水が仲良く使えたり良いことがたくさんあります。ダムの役割を果たすために、川の水の量が変わるので川で遊ぶ時は気をつけましょう