藤岡の魚と遊ぼう やりたなごの会

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ボランティア大募集
農業用水(環境水路)の外来植物駆除


 藤岡市矢場地区の農業用水路の中に、環境水路と呼ばれる生物の生息に配慮した水路があります。この地域の圃場整備が行われるとき、地元の方々の理解で作ることができた水路です。
 この地区に圃場整備の工事が始まったのは2003年のことでした。2001年に土地改良法が改正され、「環境との調和への配慮」が事業の実施原則になりましたが、そのころまでの圃場整備に環境に配慮する概念はありませんでしたから、環境団体に対する風当たりはありましたが、話し合いはもたれ、この地域に生息する希少な動植物の生息環境を残すため、環境水路が作られることになりました。その条件として草刈りなどの管理を環境団体に求められ、喜んでやりたなごの会を作りました。
 
 その管理は、一帯を地元の区が中心となり完成後2007年から5年間の国の助成を受け行われていましたが、それも昨年度で終了しました。来年からこの水路は藤岡市の管理となります。
 
 2012年5月19日、やりたなごの会もそろそろ出番かなと思い、水路の中に茂ったクレソンとオオカワジシャの除草を行いました。草が茂ると、流れが悪くなり、底に泥が堆積します。河床材料が単一化すると、多様な生物は住めなくなります。ゴミもひっかります。投げ捨てられた粗大ごみもありました。
 オオカワジシャの群落を抜きとると、音をたてて流れがよみがえります。巨石をくみ上げて作った気持ちのいい水路です。
 集落の生活雑排水は、前年度流れ込まない工事がなされていました。
 5月19日から始め、少しずつ進め、5月30日に全長約600メートルの第1回除草が終了しました。/ 

(追記)その後、市文化財保護課の呼びかけで2回行われた地元区、用水役員、西武農政、藤岡南部土地改良区、ヤリタナゴ調査会、ヤリタナゴの会などの環境水路現場立ち合いで、集落の生活雑排水はまだ入っていたことがわかりました。矢場地区に生息してきた希少な生物たちが生息できるように作られた環境水路ですので、改善していただけるよう、要望書を提出する準備中です。(2012.8.20)
除草後の 環境水路。のり面は丸石積み、河床には置石がある。
置石工の直下はその効果で深みになっている。 

農業用水(環境水路)の外来植物駆除ボランティア大募集(案内)   

参加いただいた皆様

  • 2016年6月5日 電気連合群馬地協 青年女性委員会の皆さん
  • 2017年6月4日 藤岡工業高校の皆さん18名
 
  

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