2010年9月20日(月)に中村堰農業用水路で農業用水の生き物調べがありました。今年で8回目になります。 今年は台風が来なかったため、例年と違い鏑川から取水する堰をほとんど閉めなかったそうですが、それが関係しているのか、大漁でした。 アユは昨年までは捕れる捕れないか取れても1尾程度でしたが、今年は形のいいアユを子どもたちもすくうほど捕れました(下左右)。 用水の底はケイソウでヌルヌルしていて、アユの食み跡らしきものが残っていました。 外来種もいました。初めてのことです。 特にチャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)が2尾も捕れ(1尾は逃げられました)たのには驚きました。 ふだん在来のナマズをヤリタナゴ保護のために駆除してるのですが、この日は見つからず、アメリカナマズのせいかと心配になってしまい、 最後に2尾(大小各1尾)捕れてほっとしたくらいです。 在来種も14種も捕れました。最後に魚を集めて説明すると、子どもたちが熱心に聴いています。みんな魚好き。 「また来年参加します」と回答してくれたアンケートがたくさんありました。 多面的な機能を持っている農業用水。こんなに水生生物も利用していました。年間を通して水が流れるようになってほしいものですね。 |
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開会の主催者挨拶です。 |
堰が閉められ、水が引いてきました。 | 捕れた魚の説明中。視線の先には水槽内の魚。 |
外来種 群馬県が指定している特定外来種魚類4種の内、3種が捕れました。 昨年までは確認されていませんでした。農業用水にまで生息域を広げていたことに、驚かされました。 |
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左上下:チャネルキャットフィッシュ (アメリカナマズ) 中上下:ブルーギル) 右上 :コクチバス *群馬県が指定している特定外来種4種(魚類 1 .チャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ) Ictalurus punctatus 2. ブルーギル Lepomis macrochirus 3. コクチバス(ブラックバス) Micropterus dolomieu 4. オオクチバス(ブラックバス) Micropterus salmoides |
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在来種 4科12種も捕れました。アユも20尾ほど確認しました。でも、 ドジョウは2尾 しか捕まりませんでした。↓ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
上毛新聞(9月22日)の掲載記事 |
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農業用水にいたアユです。 | アユです。見事にすくった小学生。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
ギンブナです。多くいました。 | オイカワです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
ナマズ(在来種)とアメリカザリガニ。 | ニゴイ(上2尾)とカマツカ(下1尾)。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
*画像はヤリタナゴ調査会のほかにかんな川水辺の楽校本間事務局長から提供いただきました。 |