やりたなご調査会旧 笹 川 調 査(タイリクバラタナゴ駆除)2010
本作業は、旧笹川(笹川上流部)の生息魚類調査と外来種タイリクバラタナゴ(ヤリタナゴの競合種)の駆除を行うものです。
ヤリタナゴ調査会が2006年から毎年この時期に作業を行ってきました。今年はヤリタナゴを守る会とやりたなごの会も参加しました。
旧笹川は田んぼや畑の中を流れている川でしたが、ショートカットしたバイパスができ、灌漑期しか水が流れなくなっていました。
10年ほど前に「旧笹川を守る会」が子どもの頃この川で泳いで遊んだ皆さんで結成され、通年通水となった川です。カワジシャ、ハンゲショウ、ミゾコウジュが繁茂しています。
タイリクバラタナゴは、人気者で、事前予約があったり、作業を見ていた子どもがおばあさんと一緒にバケツを持ってもらいに来たりで、みんなもらわれていきました。
今日、採れた魚はドジョウをトップに、タイリクバラタナゴ、モツゴ、メダカ、ハゼ科の魚たちが見られました。詳しくは後日、ヤリタナゴ調査会から報告いただきましたら、正確な結果をお知らせいたします。
マシジミが川底のいたるところにいて、アメリカザリガニは相変わらず多いですが、ハイイロゲンゴロウ、ヌカエビも少し見られました。定期的に地元の皆さんで手入れされている、のどかな小川でした。
なお、次回のヤリタナゴ保護作業は、3月にヤリタナゴ待避作業です。地元が実施する岡之郷用水の堀浚いのため、水路の通水を停止するので、水路に生息するヤリタナゴ等の生物を採捕し、再度の通水までの間待避させるものです。
来年になりますが、日程が決まり次第、お知らせいたしますので、またご参加いただければ幸いです。
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採れた魚種と尾数の確認作業。これが時間がかかります。新人さんがベテラン先輩の指導で、がんばってカウントしています。 |
調査は全体を7区間に分けてカウントしています。11時から初めて4時になったところで、まだ2区間残っているのですが、日暮れてきました。 |
正確な結果がヤリタナゴ調査会から報告いただきました。
多いほうから順に、ドジョウ、タイリクバラタナゴ、モツゴ、メダカ、ヨシノボリ、ヌマチチブ、モツゴでした。
なお、本年は群馬県蚕糸園芸振興事業「水生生物とその生息環境の理解促進事業」を活用しました。
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