かんな川水辺の楽校便り
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第1回研修会 植生勉強会1−2
せせらぎ水路のクレソン駆除

せせらぎ水路は小さな子どもを安心して遊ばせることができます(私の孫もお気に入りです)。しかし、完成後すぐにクレソンが進入し、現在は両岸に繁茂していました。せせらぎ水路の中央部では、クレソンが流心まで広がりはじめ、このままではせせらぎ水路全体がクレソン畑状態になるのも時間の問題と思われました。カワジシャの生息できる場もなくなります。 
 そうなる前に何とかしたい。
 そこで約200mあるこの水路のクレソンを抜き取る仕事量を調べたいと思い、一人で抜いてみました。結果は4時間の作業でほぼ90%の抜き取りができました。
 クレソンは比較的簡単に抜けました。が、大株になったものは根がスポンジ状に密に河床を覆い、抜くのに手間がかかり、また他種は生えることができないと思われました。小さなうちにこまめに抜き取ることが必要のようです。作業中、下流部にはカワヂシャが上流部よりも多く見られました。


クレソン。流路の中央の大きな礫につかまって、流心で根を広げていました。これは力が要りましたが、もう抜きました。
カワヂシャ。水路下流部には上流部より多く見られました。クレソンを抜いたので、生息場所を広げていってほしいものです。


 水生昆虫や魚がこの水路にもう入ってきていました。
 ヒゲナガカワトビケラが多く見られ、ヒラタドロムシもいました。大きなアメリカザリガニまで3個体いました。
 魚もアカザ2尾、シマドジョウ1尾、クチボソ(と思われる)1尾を確認しました。
遊びに来ていた子どもがヌカエビをすくっていました。
 楽しい流れになりそうです。 

 
 ヒゲナガカワトビケラ。何故かクレソンの根元にいました。  アカザ。抜いたクレソンを持ち上げたら、2匹落ちてきました。


礫川原のナヨクサフジ

 せせらぎ水路の左岸礫川原は造成された場なので、外来種の進入が目立ちます。
施設内の他の場所では見られないナヨクサフジがどんどんつるで広がっています。抜くのはちょっと力が要りそうです。少しでも小さなうちに抜いて、大群落にしないようにしたいものです(続 く)

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