HOMEHOMEカワゲラの会      藤岡の魚と遊ぼう  やりたなごの会
l  

 環境水路の作業日誌

 この環境水路は群馬の伝統技術・巨石の空積みで作られていて、
床固めは入っていません。
普通、護岸工事をすると、河床の洗掘を防ぐために河床を
コンクリで固めます。
そして水中の生き物は住めなくなります。
水があればいいのではなく、流水の仕事(河床を掘り、生産した土砂を流し、
また堆積させる)が作る多様な環境の微生息場所に、
様々な生物がすむのです。
 巨石積み工法が生き物の生息に適しているところは、巨石に隙間があるという
ことよりも、床固め工をしないというところにあります。

2002年、群馬県藤岡市で県営藤岡南部土地改良事業が開始されました。
事業面積約125ヘクタールの内15ヘクタールは、湧水地でヨシが茂る
湿地が点在し、湧水の流れる土水路にホトケドジョウやマツカサガイが
普通にみられ、春にはカワヂシャやミゾコウジュの花が咲く野原が
田畑の中にありました。
事業の中で、これらの生物を保全するために環境保全型の
農業用水路(以後環境水路)を敷設することとなり、
2007年春に環境水路が完成しました。
地元からの環境団体に対する要望でこの維持管理(除草作業)の
ためにスタートしたやりたなごの会。

今日から環境水路の作業日誌をつけることにしました。
徐々に過去の記録も追加していくつもりです。(2015・3.15)

2024.4.28

本日は当会やりたなごの会の定例作業日で、
多面的機能交付事業活動の第一日目です。
4月なのに30度越えでしたが、湿度が低くさわやかで助かりました。
マツカサガイも2個体も出てきてくれて、
幸先のいいスタート。


日焼け対策しました。


作業開始です。


グーグルで画像検索してみたら、タイワンシジミと出ました。
稚貝もいました。




マツカサガイでました
毎年、4月、5月に見つかります。
去年はまだ色の薄い稚貝を1個体、Aさんが見つけてくれました。
今日の1個体と先月の空殻を見つけたのもAさんでした。


目視で刃カワヂシャに見えますが、拡大すると花びらに青が入っています。
残念、ホナガカワヂシャのようです。

別の株です。これは白いのでカワヂシャとなりますが、
そばにオオカワヂシャやホナガカワヂシャが生えているので、
交雑している可能性が高いと聞きます。


本日のおやつに焼いた調理パン。


工事は進んでいます。
道路下になるコンクリ水路ができていました。
上に道路がのっても水が切れませんように。

2024.4.14

今年度からこの水路を管理する藤岡土地改良区の
多面的機能交付金事業の仲間に入れていただけることになりました。
地元に受け入れていただき、ありがたい春です。


今日は水路内のヨシの根が張る前に何とかしたくて、
やりたなごの会だけでは手にあまり、
北高生さんや関係団体にお願いして久しぶの協働作業
映ってない人も含めて13名参加でした


回りの枯れ草は、去年伸びて刈り取ったヨシ
水路の中にはヨシの新芽が出ているので、
できるだけ根から切ってと頼みました。


葉の形がちょっと太めなので、カワヂシャではなく
ホナガカワヂシャと思われます。


エビモは健在です。


マツカサガイも出てきました!


本日のおやつに焼いたピザ


おかげできれいになりました。
次回は9月に
暑くて作業休みのに夏に伸び放題の雑草を
お願いしたいと思っています。

今日来てくれた高校生はユーチューブビデオの
ダンシング北高生さんのようです。


2024.3.18



藤岡北高生がヤリタナゴのユーチューブ作ってました。
環境省 環境教育動画100選
に選ばれています

2004.4.23


今日はやりたなごの会の定例作業日でした。


マツカサガイ。残念ながら空殻でした。


アシの芽が水路の中に侵入してしてきました。
これは大変、伸ばしてしまうと根が張って手に負えなくなります。
助っ人を頼むことを考えなくては


コンクリのあくを抜いているプールのPA値は6でした。
水路も6でしたので、下がっているようです。


環境水路に神社側から道路下をとおって流れ込む
水路の工事が始まっていました。
コンクリの板が敷かれ始めています。
このコンクリもあく抜きしてあるのかな? 不安。
藤岡土木さんにメールで聞きましたら回答いただきました。
「工事の水が入らないように細心の注意を払って施工しています。
またphと水の監視も行いながら工事を行っています。
下に敷いてあるコンクリートは直接水に触れるものではありませんが、
可能な限り影響を抑えるためにアク抜きをしてあるものを置いています。」
聞いてよかったです。

2004.3.17

前橋長瀞線のバイパス工事が頭の上まで伸びてきました。




この左に湧水が流れる水路があって道路の下を通り右側の環境水路につながります。
コンクリの暗渠が入ります。
心配です、工事には思いもかけない事故がつきものです。
3年ほど前、隣の環境水路で、上流の圃場整備事業でできた新しいコンクリ水路を流れたきた水が
アルカリ度が高く、保護していたマツカサガイをほとんど失ってしまった事故がありました。


道路の下を通り環境水路につながるのでコンクリ製品、
プールに入れてアルカリのアクを抜いています。

説明会資料





私もペーハー試験紙でですが、検査してます。
環境水路に流れ込む湧水はpH6でした。
立ち入り禁止のトラテープ内のプールの水はpH7でした。
だいぶ下がってきたようです。


エビモもカワニナも増えてきたマルタニシも、何事もなく育ってほしいです。

2023.08.03

苔を調べに行ってきました。

名前、調べ中。


カワニナとちょっと珍しくなったマルタニシ。
すぐ見つかったので、増えてきてますね。


湧水。水は冷たくて気持ちがいい。
80歳の用水役員差は、子供のころこの水を飲んでいたそうです。
エビモが夏眠しないでどんどん増えているのは、このせいでしょうか。
長瀞線バイパスはこの上を通ります。
涸れないように願っています。


こんなガラス瓶の割れたのが水路の中に。あぶない!

2023.08.03

長瀞線バイパス工事が始まりました。
ほ場整備の計画時に決まっていたということです。





農道との境に構造物ができていました。

2023.06.03


この日は、チャイルドホープ上小鳥さんが草刈りに来てくれました。



初めてキノコが生えていました。

倒れて腐ってきた杭に生えていました。

真ん中がへこんでいます

裏を見ると、ちょっと変わった感じ。
林業試験場の山田さんに伺いました。
「写真のキノコは「アミスギタケ」というキノコとのことです。
枯れ木に生えるキノコで、無毒ですが食用には適さないそうです。」
参考:アミスギタケ写真掲載サイト
アミスギタケ (fc2.com)<https://birdfungi.web.fc2.com/kinoko/amisugitake1.html>

2023.05.28

コケの花(胞子嚢)
2021年に見たスギゴケとは違う種ですね。
さて何でしょうか。









2023.04.10


カワヂシャです。


こちらはホナガカワヂシャ。
同じ画像から切り出しました。


2023.04.01

ヤリタナゴが裏表紙に載った研究報告書ができました。
気候弾力性のある農業に関する研究


第3章に私の拙文があります。


2023.05.04
その拙文を読んで、こんな嬉しい感謝状が届きました。



お話しするのがおそくなりましたが、

2022年に群馬県レッドデータブックが改定され、ヤリタナゴは野生絶滅となりました。
絶滅したと思われていたヤリタナゴが下戸塚の細流で再発見され、
20年余りが過ぎた現在までに、市内には3か所の生息地(下戸塚、本郷、矢場)と
2か所のビオトープ((株)チノービオトープフォレスト、北高ビオトープ)で、
生息域外保全も続けてきました。

しかしレッドデーターブックが改訂される時までに
再発見され自然分布域となる下戸塚環境水路に、
工事開始に伴い保護したヤリタナゴ等をまだ戻すことができず、
ヤリタナゴは野生絶滅となりました。

私たち保護団体は改定に先立ち、県水産試験場及び藤岡北高校をはじめ、
県や市の関係各課の参加を得て、
新たに連絡協議会「ヤリタナゴ懇談会」を立ち上げ、
生息域外保全の状況改善を検討し、
下戸塚についてはヤリタナゴを守る会を応援し、
再導入を目指して活動を続けています。

2023.04.12


在来水草のエビモがどんどん増えています。
よく見るとホタルトビケラがたくさんいます。
カワニナももっとたくさんいました。
餌が豊富にあるのでしょ。

あちこちに根が生えて、増えているエビモ(04.11)。
もっと水深があればゆらゆらしてきれいなんでしょうが。



カワヂシャ確認。


花弁が白地なので、カワヂシャでいいと思うのですが、
すぐそばにホナガやオオカワジシャも生えているので、
混ざっている可能性は高いです。
目視ではわからないのです。


そろそろカエルらしくなっています。


マルタニシがコロコロと増えてきました。
ヒメタニシとすっかり入れ換わったようです。


環境水路が流れ込む水路に、オオフサモを確認しました。
丸くて青くてきれいな水草ですが、手が付けられないほど増えるため、
日本の侵略的外来種ワースト100に指定されています。






ブラジル原産で、観賞用に日本に入ったそうです。
駆除しなければ、今のうちに。

2023.04.02

今日は定例作業日。

先月同様に黙々と作業を続けるAさんとGさん。
下流部になるこの辺りは、シジミの空貝がたくさんあります。


作業道に水路内の枯れ草がどんどん上げられてます。
これをまた片づけるので、時間かかります。
ニュースです!
3月5日の上流部の作業時に、Aさんが小さなマツカサガイを見つけていたそうです。
良かった。


2023.03.05

きょうはやりたなごの会有志の仕事始め

左のAさんはこの藤岡南部土地改良区の職員さんだったので、
地元の人もこの地区のことも何でも知ってます。
今回の作業の発案者です。ありがとう、気になっていたの。
右のTさんは古くは神流川石合戦があり、20年ほど前にヤリタナゴが再発見された
神流川用水土地改良区のベテラン職員さん。
写しているGさんは、市民が農業用水に親しめる大イベント「中村堰の生き物調べ」
長年開催してきた中村堰土地改良区のベテラン職員さん。
やりたなごの会の頼もしい頼れるメンバーです。


作業前の水路。茂っているのはセリですね。
クレソンはこれからかしらね。


カエルがいました


カワニナ、シジミの中にホタルトビケラも見えます


すっかりきれいにしてくれました。
仲間がいるって、なんて心強いことなんでしょう。
これからも自分たちでできることを続けて行くって言ってくれてます。



2023.02.21
ヤリタナゴ懇談会の主要メンバー藤岡北高校が快挙です。


全国で2位になりました。
手作りのタナゴビオトープや漫画「ヤリタナゴ」、ヤリタナゴクッキー作りなど、
次々と保護活動のアイディアがくりだされ、さすが若者と思っています。
記事にはヤリタナゴ減少の原因が保護団体の高齢化がトップに上がってますが、
高齢化する前から個体数減少は始まっており、その直接の原因はほ場整備で
す。その点もぜひ視点に加えていただき、生物屋さんたちも納得する研究に仕上
げていただきたいと期待しています。

(ただ、現在は高齢化。)

2023.01.07

冬水田んぼ出現

もう20年くらいも前、佐渡へトキの冬の餌場調査へ行ったとき、
トキの野生復帰施設のある山の下正明寺の辺りに
冬水田んぼが何枚もありました。
この環境水路の回りにもできたのは感激です。
藤岡の若い有機農家さんがこの辺りの田んぼを借りたと聞いたので、
その方の田んぼかもしれませんね。


そのうち、鳥やカエルやいろんな生き物がやってくるのでしょうね。
楽しみです。

2022.12.1


コカナダモ
環境水路の流れ込む三面コンクリの水路に
フサモ(特定外来生物、緊急対 策外来種)が見つかったと聞いて、
いってみたら見つからず、コカナダモ(重点対策外来種)が茂っていました。
ちょっと感じが違うなと思ったら、
冬は成長が遅いので節間がつまるそうです。

2022.12.18

北高生のヤリタナゴ保護活動が優秀賞

全国大会でも健闘を祈ります。

2022.10.10


これはアカタテハの蛹。
丸まったイラクサを開いてみたらいました。
この種は成虫で越冬するので、そろそろ羽化すのでしょうか。


これは幼虫。


中村堰さんとヤリタナゴ調査会さんが参加してくれて草刈り。

2022.09.10


マメハンミョウ。有毒昆虫で初めて見ました。
触られると関節から毒を出し、皮膚につくとひりひりして、
水膨れになるらしい。
豆類やナスなどの葉を2023.02.21


葉脈を残して
網目状に食べてしまう害虫でした。

2022.09.10


カボチャが投げ込まれていました。


大きくなりすぎたキュウリも捨ててありました。

2022.07.22

草取りに行ったら、気を付けていたのに、
オオカワヂシャとホナガカワヂシャが花を咲かせていた


カワトンボ


イナゴのなかまも生まれだした

2022.06.29

第5回ヤリタナゴ懇談会はこの矢場でした。
33名が参加してくれました。熱中症対策のため、水路視察は延期しました。
 話題提供は前橋長瀞線バイパスの事業概要と現況について(藤岡土木)、
 環境水路に戻り始めた生物たち(やりたなごの会掛川)ほかでした。
北高生と藤工生も来てくれました。

北高生さんがヤリタナゴの研究発表をしてくれました。

2022.05.15・17

今日は、定例作業日。
除草作業で約 2 ㎝のマツカサガイを確認しました。

この水路で確認した最も小さな個体で、大きさから
この水路で産まれたことが推定できます。

本水路生まれのマツカサガイ


久しぶりに確認したカワヂシャの大株です。

青い筋が見えますが、地色が白なので、カ
ワヂシャと大森先生から認定いただきました。


水路の底にはホタルトビケラがあちこちに。
増えました。


頭と肢だけ出して移動します。


キアゲハの幼虫。同じ虫でも、ずいぶん違います。


休憩


2022.05.04

水田雑草コオニタビラコ発見
減っているので、見かけたら連絡くださいと、呼びかけがありましたので、
探してみたら3か所で見つけました。この水路にも咲いていたのが、これです。

水田地帯以外には見られない、春に小さな花を咲かせます。
花弁は6~9枚。
春の七草のホトケノザはこのコオニタビラコのことなんだそうです。
若葉は食べられます。



こちらはヤブタビラコ。
花弁が18~20枚。ちょっと日陰に生えるらしいですが、
ここでは日向にコオニタビラコと
同所で咲いていました。
こちらの方が多く見つかりました。


マルタニシの大きな個体が見られるようになりました。
左上の3個がマルタニシです。

2022.05.11

藤岡では、市内で3か所の生息地(下戸塚、本郷、矢場)と
2か所のビオトープ(チノービオトープフォレスト、
北高ビオトープ)で、保護活動が続けられてきました。

そのチノービオトープホレストにヤリタナゴ再放流
ヤリタナゴ懇談会での提案事項が実現した。

県水産試験場が提供したヤリタナゴ 2 年魚 15 尾を、
藤岡市小野小学校 4 年生約 100 名がトンボ池に放流した。


水産試験場からヤリタナゴについてお話


放流された水産試験場生まれのヤリタナゴ


2022年1月27日に見つかった。
チノ―ビオトープに生き残っていたヤリタナゴ。
全く傷のないきれいな個体ですね。


2022.04.21

ノジトラノオ(絶滅危惧 1 類)が昨年と同所に小さく数本生えていた。
土地があっていないようです。


ノジトラノオ


オオカワカワヂシャがこんなに大きくなっていた
もう花が咲いていた

2022.04.20

第3回ヤリタナゴ懇談会が開かれた。

本郷地区(旧笹川をきれいにする会)で行った。
県水産試験場、藤岡土木事務所、西部農業事務所、市環境課、
同文化財保護課、藤岡北高校教師と生徒、ヤリタナゴ保護関係団体から
24 名が参加した。
ヤリタナゴ再放流(チノー)、学校ヤリタナゴ再配布(文化財課)
について報告があった。


北高生が作ったヤリタナゴクッキーの試作品

2022.04.02


ノジトラノオ、成長してます。

今日は下流部の草取りです。

草の根を抜き取ったら、マツカサいました。
幅2㎝くらいの小さめサイズ。
ここで産まれた個体ですね。


のり面の岩になんだか粒粒が付いています。


テントウムシの蛹でしょう。
蛹は初めて見ました。


ツクシも伸びています。


下流部の残りは、来週、定例作業で。

2022.03.29


ノジトラノオ、成長してます。


ヤハズエンドウ(カラスノエンドウ) 


タネツケバナの仲間。
ミチタネツケバナ(外来)かもしれないので、またよく見てきます。


大きなマルタニシ、生きてるのを4~5個、確認。
3月12日に空の殻を1っ拾いましたが、今日でここで生息してると確信。


左2つは空、右2つは生体です。
去年から小さなマルタニシは確認できるようになりましたが、
この大きいのは去年は見られなかったので、
この水路で育ってくれて嬉しいですよ。


マツカサも本日2個確認しました。
空の殻も1個確認。


カワヂシャに見える株ですが、そばにオオカワヂシャが生えてるので、
残念ながらホナガカワヂシャでしょう。
抜き取りました。


仕事は道具から。
新しい鎌「兼松工業T型草取り鎌」を買いました。
早速使ってみました。





深い根も浅く広がってる根も良く取れました。



水路の底土の中に残っている根。
これが残っていると、どんどんどんどん生えてきます。
簡単によく取れました。
草取りが楽しくなりました。


また今年も草取りシーズンが始まります。
大きくしないうちに、小さなうちに抜き取るよう、
こまめに楽しく通いましょう。


2022.03.26 

ノジトラノオ発芽

草をとっていたら、
排水管の陰にノジトラノオが芽を出していました。


マツカサガイも草の根元から出てきました。
すぐに戻してやったら、すぐにえらを出して潜りだす気のようです。


上流部の約200メートル、
生え始めたクレソン、セリ、スギナ、イネ科雑草、ヨシを抜いたり切ったり。
3時間で何とか。


2022.03.12

第2土曜の定例作業日。
チャイルド・ホープ上小鳥さんが参加


今日は少しづづ生え始めたクレソン退治をお願いしました。
ずっと下流までいって、お昼になるので戻って来たところ。


「これ、マツカサガイじゃない」「どれどれ」
マツカサガイが見つかりました。


拾ってみたマツカサガイ。


ちょっと上流でマルタニシがコロコロ見つかって、
なんと大きな殻も1個見つかりました。


残念ながら殻だけだけど、こんなに大きくい。
回りに小さいマルタニシがたくさんいたから、ここで育って子供産んでたのかしら。


ヤリタナゴ2匹、ホトケドジョウ1匹、ドジョウ、外来ヌマエビ、
やりたなごの会メンバーは、この日は都合で私以外の参加できませんでしたが、
チャイルドさんたちのおかげで、草もとれて、
マツカサ、ヤリタナゴ、ホトケドジョウに、マルタニシまで見つかって、
楽しい定例作業日となりました。

どうもありがとう。



2022.2.28
ナミウズムシ生息確認


昨年3月に初めて現れたナミウズムシ。
外来のアメリカナミウズムシやトゲウズムシしか平地では見られなくなっているというのに、
工事以前にはいなかったというのに、
なぜかここが気に入ったようで、石を裏返すと何個体もついています。
去年は最上流部でしか見られなかったのに、この日は200m下手でも少し見られました。


ホタルトビケラ


コガタシマトビケラ


ブユ


タニシ期待


なんでしょうか、ぴったと張り付いていたのです


オナシカワゲラも定着

来週は定例作業日。
またチャイルドさんが来てくれる予定です。

2021.12.11
久しぶりにチャイルドさん




今月から始めた毎月第2土曜日の定例作業日。
第1回は12月11日に、
コロナでずっとお誘いできなかったチャイルドホープ上小鳥さんが、
やってきてくれました。
「天然記念物ヤリタナゴの保護活動の再開」ってHPに出てました。
ありがとう。

冬の間、クレソンやオオカワヂシャたちが芽を出し始めます。
まだ根は浅く簡単にすぐ抜けます。
春までおくと、根が地中にスポンジ板のように広がり、
簡単には抜けなくなります。
毎春、来年こそは冬の間にまめに抜こうと決心して、
実行できない繰り返しでした。

チャイルドさんが来てくれるなら、
この冬こそやれるかもしれない(^^♪




チャイルドさんたちに味見してもらったけんちんうどん。
お豆腐を炒めて、肉、ごぼう、ニンジン、里いも、白菜、ダイコン、ネギ。
うどんは圧力なべでちょっと似ておくと、おいしい。
好評。

絵を描いて送ってくれました。
よく見てますね。
こちらこそありがとう。


























今回から、大人のメンバーも増えました。
もう10年以上前、この地域のほ場整備をした土地改良区の職員さん。
当時のこと、話がたくさん出ました。
地元の皆様の理解でできた環境水路で、まだ何とか
マツカサガイとホトケドジョウを見ることができています。


021.10.25
「藤工SDGsプログラム」が26名


上毛新聞2021.11.8

連絡した関係者の皆さんのあいさつ

このあたり一帯の土手や農道の管理をしている藤岡土地改良区の柴田さん。
「皆さんが安全に作業できるように、今日も回りをきれいに草刈りしておきました」


水路の管理者藤岡市農村整備係の新しい徳江さん。
終了後、大変勉強になったと、さわやかな笑顔でいってくれました。
除草で出た草の後片付けを引き受けてくれました。
右から3人目の増野課長さんは、異動になりましたが、
この日も参加してくれました。
6年前、初めて団体ボランテイアの申し込みがあった時、
農村整備さんに届けに行きました。
その時対応してくれたのが増野さんで、
区長さんへの連絡、駐車場所や後片付けなど、
相談に乗ってくれ、その後6年間、作業にも必ず参加いただき、
「異動したけど、作業の連絡はください」。
ほんとに頼りになるいい方です。


上、中流部は、順調。

下流部は、夏の間も1度くらいしか除草にはいっていないので、
ヨシが茂って姿が見えないほど。
でも黙々と仕事していて、本当に感心しました。





かわいい女子学生さんもいました


ザリガニいました


頑張ってますアピール


ヘビの抜け殻見つけました。
アオダイショウだと思われました。
この日、ヤマガガシも目撃されました。

休憩後の農業用水と環境水路についての説明

中村堰土地改良区田口さん(右)から、
農業用水につてお話しいただきました。
「農業用水や農業用施設が持つ多面的機能は、
農家でない方にも役に立っていることを知っていただき、
地域の共有の財産として、農家が管理しきれないところ(水路)を
一緒になって管理していただけるような
環境づくりに取り組んでいます。」

神流川漁協橋本さん(左)から、丸石積みで作られた
水路の特性についてお話がありました。

生物調査も行いました。
ヤリタナゴ調査会さんが、解説しました。
生物調査でヤリタナゴ18尾、ホトケドジョウ16尾、ドジョウ多数。

ヤリタナゴ


ホトケドジョウ

ギンヤンマのヤゴ。

よく写せなかったですが、
鰓(エラ)の側片の先に丸みがあるようなので、
ギンヤンマではなく、クロスジギンヤンマかな。
「これはクロスジのほうかもしれない」と学生さん。
詳しいです。

2017年6月から今年で5回目の
「藤工SDGsプログラム」。
ご協力いただいた大勢の皆様と一緒に、
今後の活躍を期待しています。


2021.10.25
やっと橋まで除草できました


抜いたアメリカセンダングサの塊が、あちこちに。


散歩だと思って来たんですが、、、」
もう31キロ、予想外に育ってる佐助。

2016年6月に電気連合群馬地協さんからボランティアの申し込みいただき、
団体ボランテイアさんの受け入れを、会の活動の一環として始めました。
2019年には、4団体延べ100名ほどの参加をいただきました。
HPを見て申し込んでいただいた3団体、こちらから勧誘したのが2団体となりました。
おかげで、草にまみれひっそりとしていた水路が、新聞にも紹介されるようになりました。
群馬銀行財団賞や、市から感謝状もいただきました。

草を刈っていただくことは大変助かりました。
年に一度、団体の活動として来ていただく皆様に、
ヤリタナゴ保護について知っていただきたい、
少しでも気持ちよく作業していただきたいなど、
受け入れに伴う仕事も増え、会として張り切って頑張ってきました。
2019年、全力で走っていた時に、新型コロナがやってきて、
受け入れを中止したこの2年間、
一人で水路にいると、草や虫やカエルたち、水路の生き物が良く見えてきました。
私たちもボランティアです。
できることをやっていこう。
苦労を掛けた会のみんな、もう無理させず大事にしたい。
それで決めました。
団体ボランテイア受け入れはやめることにします。

今後は毎月第2土曜日(10:00~)を会の作業日にします。
春から秋でも気を抜かず、生えたらすぐ抜くようにしようと思います。
参加は自由です。

12月11日は、チャイルドホープ上小鳥さんがヤリタナゴを見にやってきます。
また絵を描いてくれるでしょうか。
楽しみです。


2021.09.25

夕暮れ。
伸びた草の上で、カエルもイナゴたちものんびりしていて、
近寄ってもあまり逃げない。
でも、草刈りますよ。


イナゴだらけのアメリカセンダングサ。

アメリカセンダングサ,水路内では大木に育っています。。
夏の間は日陰で目隠しにもなっていましたが、
生態系被害防止外来種「その他の総合対策外来種」でした。
ほっておくと、水路中がこれだけになりそう。


この草も大木。もしかして悪名高いミズヒマワリ?

何か気になり、大森先生に聞きました。
違いました(^^;。
「コセンダングサです。最近線路際や道路擁壁に
人の背丈を超える巨大なものが出ています。
なぜこんなものが出るか、しくみはわかりませんが、
松本付近でもやたらと増えているようです。」
本種の種内変異したタチアワユキセンダングサ(オオバナ センダングサ)は、
アメリカセンダングサと同じく「その他の総合対策外来種」に指定されています。
小笠原・南 西諸島でですが。


アメリカタカサブロー。今や普通種の外来種。


根から引き抜くと、絡まった土の中に足が...。

アメリカザリガニでした。土の中に穴を掘って住んでるんですね。
今日はアメリカ尽くし。


今日は長い鎌を使ってみたら、少し作業が楽でした。


暗くなってきました。


2021.09.14

今日も、ちょっと草取りにきました。
今年感じるのですが、川底にびっしり根を張って手こずったイネ科の草が減り、
砂礫部分が増えました。
根から抜くようにしてきた成果。
夏は暑くて除草しないのですが、灌漑期で水量も多く、
はえてるのは背が高い草なので、水は茎の間を流れ、
上に広がった葉は日陰を作り、なかなかいい感じです。
土手から見ると、そうは見えませんが。


クモがいました。コガネグモとちょっとシマが違う感じ。


調べてみたら、ナガコガネグモでした。初見です。


稲が頭を下げ始めました。


左、作業前。右、本日の作業後。橋まで今週中につく予定。
コロナが収まるまで、細々のんびり、です。


2021.07.30


久しぶりに、すくってみたら、カワリヌマエビたくさんでした


土手の草に何かついています


オニヤンマの抜け殻。
ヤゴは毎年見ていましたが、飛んでるオニヤンマは去年1尾見ただけです。


やっとイナゴが飛び始めました。


ヌマガエル。今年はもう出ないのかと思ったら、ぞろぞろと出てきました。


茂った草の間にお弁当の殻が捨ててありました。
草が茂ると、捨てやすいのでしょうね。

でも、もう暑くて、8月は草刈り休みです。

2021.06.26


トウキョウダルマガエル


ハンゲショウがふえて、白化も始まり、きれいです



ミゾコウジュも今年は作業道路にのびのびと


今日の草取りは、藤岡北高校生徒と先生、
ヤリタナゴ調査会が参加してくれました。

2021.06.18



咲くのを待っていたノジトラノオの花、枯れそう。


除草剤がかかったようです。
除草剤がまかれたのは、初めてです。
5月の末、すこし下手でマツカサガイが3個体出てきて喜んだばかりで、余計心配です。
水利組合の役員さんに相談しました。


大きなトウキョウダルマガエル。
今年はヌマガエルがほとんどいませんね、今のところ。


半夏生も白くなってきました。


作業道に今年はミゾコウジュが咲いています。
もうすぐ除草作業が入るので、避難させました。


砂に潜る最中のマツカサガイ(右)。5月31日。
ここまで潜るのに10分はかかっていました。
除草剤で、流れ回りの草は枯れていませんでしたが、言葉が出ない。


2021.04.24

オオカワヂシャとクレソンの抜き取りをやろうと、やりたなごの会でやってきました。

一休み。


オオカワジシャ。こんなに大きくしてしまった。



カワヂシャにみえますが  



拡大してみると、青い筋がはっきり入っているので、ホナガカワヂシャでした。


ノジトラノオが発芽してます。去年より多いです。


間違って抜かないように、柵をしてみました。回りの草も抜きました。
花が楽しみです。


2021.03.27

ニュースです!カワゲラとプラナリア確認
湧水の流れる自然の小川になってるよと教えてくれてるのでしょう。
ありがとう、ものすごくうれしい。

ヤリタナゴの会メンバーで今年度の計画と草取りを行いました。
またクレソンが茂り出しています。根の浅い今のうちとってしまわないと。


でも、エビモも増えました。


オナシカワゲラ属


オナシカワゲラ
カワヂシャにそっくりな

ホナガカワヂシャ  

Nemoura sp.とナミウズムシDugesia japonica がいました。
どちらも湧水でみられる種で、驚きです。
アメリカツノウズムシなど外来のウジムシしか見られなくなってきてますから、
在来のナミウズムシがいることに信じられなくて、ずーとみているのですが、角が出てこない。
在来のナミウズムシが、やってきた。


こんなのもいました。

ガガンボです。

ヤリタナゴは、2022改正のレッドデータブックには、野生絶滅となる議論があると聞きます。
再発見された下戸塚に圃場整備後、まだ戻せていないからだそうです。

人工の水路でも、トビケラ、カワゲラにプラナリアまで住むようになりました。
下戸塚から避難してきたヤリタナゴもいて、ドジョウやカエルや虫たちで、にぎやかな水路です。

来月24日には、チャイルドホープさんが草取りに来てくれることになりました。
今年も草取り、コロナに負けずに頑張ろうと思います。


2021.01.10


掲載されました昨年の「週刊風っ子」

2020.11.07
今年はイナゴが大発生です。





6月半ば、足元中にこんな小さな子たちが飛び跳ねていました。


9月末、やっぱりイナゴです。


羽が後ろ足の膝より短いから、コバネイナゴでしょうか。



11月初め、イナゴとり発見。


2020.10.31

藤岡工業高校の15名の生徒さんと4名の先生が、
草刈ボランティアに来てくれました。

新型コロナ対策で、今年は人数を少くお願いしました。


生物調査も行い、ヤリタナゴが19尾も捕れました。
このほかに確認されたのは、マツカサガイ1個体、ホトケドジョウ(25尾くらい)、
カワムツ(100尾くらい)、ヨシノボリ1尾、
アメリカザリガニ(10尾くらい)、外来種のエビ多数、
トウキョウダルマ、アマガエル、ヌマガエル。
ギンヤンマのヤゴ(おそらくクロスジギンヤンマ)
【ヤリタナゴ調査会発表】



隣の田んぼでは、稲架掛け(はさがけ)が行われていました。


地元水利組合「藤岡土地改良区」役員の柴田さん
作業開始にあたっての挨拶。
お仲間と数日前に水路のほとんどの除草をしてくれていました。

残っていた下流部の仕上げをしてくれました。







子ども新聞「週刊風っ子」の記者さん
が、取材に来てくれました。
掲載されたらご紹介します。


石積み水路の説明


中村堰土地改良区の田口さんから農業用水の働きについて


翌日上毛新聞に紹介されました。


2020.10.1

やっと外で作業ができる気温になったので、
夏の間に伸びた雑草を少しづづ刈り始めました。


夏までオオヨシキリが鳴いていたヨシにモズが



チュウサギも、ジーっと水路を見ています。


今年はイナゴが足元から湧き出すほど大発生。

 


川底に川底にはニンギョウトビケラ。もう巣に蓋しているから、蛹になってるようですね。

チュウサギは他のサギより昆虫食の比率が高いそう。
モズもバッタ類などの昆虫やカエルなどをよく食べるそう。
ヌマガエル増えたし、イナゴも跳んでるし、気に入られたようですね、この水路。

2020.07.30

北高校が授業で来てくれました。

コロナ下、離れて遠くから映してます。

画面右上のヨシの中に、オオヨシキリの卵がありました。

もう渡っていく時期か鳴き声が少なくなっているので、育つでしょうか。



何か見つかった?



翌日、上毛新聞に紹介されました。


2020.7.4
熊本で大きな災害が起こっています。
被災された方々にお見舞い申し上げます。


地元水利組合「藤岡土地改良区」役員の柴田さん
作業開始にあたっての挨拶。
2006年にこの水路ができてから、初めて
私ども環境保護団体と地元農家の皆さんと一緒の除草作業です。
天気予報では雨でしたが、作業開始予定の9時には上がりました。

コロナの時代になり、細々とやっている除草作業を見かねてでしょうか
「それじゃあ大変だろう。多面的機能事業で手伝うよ」と、本日の作業になりました。

役員さんたちが集まってきました。

区長さんも草刈り機をもってやってきました。

作業開始。
作業道路は、もう昨日柴田さんたちが刈ってくれていました。


上流部は私たち。

半夏生が今年も花をつけました。


お腹が幅ひろだからコガネグモ
このクモも少なくなってるとか。


中・下流は役員さんたち。
あっという間にきれい。

「やってみると案外長いんだ」

できた時の水路の形が現れました。

次回はお盆のころに村中で出る作業があるそうです。
日程が決まったら、連絡もらえることになりました。

コロナの時代に新しい管理の形ができました。


2020.6.4

新型コロナのため、いままでのように
ボランティアの皆さんにお願いはできないけれど、
自粛で毎日家にいるので、
一人で草刈りに出かけています。
北高の新井先生もお仲間と来てくれていると
連絡いただきました。
藤工の富岡先生も心配してきてくれたり。
今日は中1になった孫が
手伝いに来てくれました。

孫の手。
抜いた草を集めてもらいました


2週間ほど前に一度抜いたのに、もう。
今日はここから1時間、


希少種ノジトラノオの蕾。5本ほど出ています。


これは葉先がとがっているので、困り者ホナガカワヂシャでしょう。


カエルがどんどん生まれてます。
トウキョウダルマガエルはついて来るのに、なかなか撮れない。


池の周りのヨシも新芽が伸び始めました。
オオヨシキリがこの中に巣を作ります。

(1年も更新していませんでした。たまった写真もだんだんに紹介します。)

2019.6.30

この記事を読んだ地元の役員さんが、投棄について心配して電話くださいました。
今後は何かと相談させていただ来ます


2019.6.29

ピニオンに掲載されました(上毛新聞)
(。6/30))

 環境保全型農業用水路に戻り始めた水生昆虫たち
(水生昆虫談話会水辺の輪)


2019.6.23

藤岡北高校と前橋工科大学、藤岡青年経営者協議会の親子の皆さんが
草刈りボランティアに来てくれました。
作業の後、生物調査もしました。


ヤリタナゴは産卵管が伸びてるのがいました。


マツカサガイも採れています。

ヤリタナゴ調査会斉藤会長が採取した魚や貝の説明をしています。

下流部




上流部



だいぶ茂ってしまっています。


すっかりきれいになりました。


何か網に入ったようです。

 全員で。大変ありがとうございました。


ヤリタナゴの下敷きと中村堰土地改良区さんの啓発グッズを配りました。

 
公民館をお借りして昼食。
「いただきますをしますので、皆さん手を合わせてください。」

藤岡北高の代表さんが、「今日は大変ご苦労様でした」と締めてくれました。

終了の挨拶は藤岡青年経営者協議会を代表して大翔(ヒロト)君。
「ヤリタナゴ の保護活動に参加してとてもいい経験になりました。
草刈りや魚をとったりしてみんなと喋る事が出来てとても楽しかったです。
また、次も参加をしたいです。」

ありがとう、待ってます。



これで秋までボランティアさんの予定は終了です。
皆様大変ありがとうございました。


2019.6.11

チャイルドホープ上小鳥から、ヤリタナゴの絵をいただきました。
6月8日に来てくれた時に持ってきてくれたのですが、今日、追加が届きました。

私たち、うれしくて仕方ありません。


ヤリタナゴ作品展



2019.6.8
  

田植えの時期です。



今日はチャイルドホープさんが来てくれるのですが、
その前に有志が集まって、投げ込まれていた大量の泥(玉ねぎとジャガイモ混入)の除去作業。
水量の少ない時期にこの一番上流部に捨てられていたら、水路全体が渇水状態になったと思われます。
気が付いてよかったです。


チャイルドさん、到着。
今日は代表君があいさつしてくれました。


では、生き物調査お願いします。
この様子は、ヤリタナゴ観察会を思い出します。
また開けるようになりたいです。

何がいましたか?





ヤリタナゴがいますね。
よかった、見てもらえて。

調査が終わり、雨が降りそうなので公民館でお昼にしました。

間違って、大人用に作った辛口カレーをよそってしまった。
毎回何か失敗をしていますが、これは本当にごめんね。


ヤリタナゴの絵をかいてきてくれました。
本当にありがとうございます。


2019.6.5

水路に大量のジャガイモと玉ねぎが泥と一緒に投げ捨てられていました。
5月26日作業で出た草を市農村整備課が片付けてくれ、
その際にそれも堀り上げてくれたのですが、残骸です。



最上流部です。


気が付くまで流れがさえぎられていたため、下流がヘドロ化しています。
8日に、泥上げをしようと思います。




カワヂシャ発見。今日は3株、池のそばで。
花は幅約2㎜、白地に薄い紫の筋があります。

2019.5.26

今年も藤岡工業高校から36人の生徒さんと先生がやってきてくれました。


作業終了して集合場所の神社で


「今日はがんばります!」代表君あいさつ。
高校総体ウェイトリフティングで優勝したそうです)

   
農村整備課増野課長と松本さんのあいさつ。


ヤリタナゴ調査会佐藤さんが水路や生き物たちについて説明。

水路に移動。
こんなに茂ってしまっています!
ものすごく暑い日で、申し訳ないです。



君は確か5杯お替りしてくれたネ。)


真夏並みの暑さの日でしたが、
一気に全長700mをきれいにしてくれました。


どんどん茂っていくアシかヨシ。
富岡先生が周りを、刈り払い機で刈ってくれました。
オオヨシキリの巣があるあたりは増野課長が手刈りしてくれています。


ヤリタナゴが見つかりました。


丸々としたトウキョウダルマガエル。
何をそんなに食べたのか。


カナヘビ。切れたしっぽが再生中ですね。


やりたなごの会メンバーが昼食準備。

  
今回はカレー。鍋もきれいになりました。


翌日、上毛新聞に掲載されました。
工業高校のHPでも紹介されています。

今年は、この水路生まれのヤリタナゴの稚魚を確認できました。
この水路が、住める環境になってきているのでしょう。

毎年、来てくれているみなさんの仕事の成果です。
本当にありがとう。


2019.4.11


この水路で他地区から避難してきたマツカサガイとヤリタナゴを預かることになりました。
環境整備の体制を作るために、市内の団体と藤岡北高校に協力を呼び掛けてみました。
藤岡青年経営者協議会からボランティア参加の回答がありました。
この日は、北高の先生が現地を下見に来てくださいました。





2019.3.30


平成を締めくくって、
「チャイルドホープ・上小鳥」さんから、
元気で働きも者の子供たちと優しい先生たちが草取りに来てくれました。
本当にありがとう。


作業前(冬の間にも茂るクレソン)




アッという間にきれいにしてくれました。


作業終了。
抜いた草が畔に延々と並んでいます。


とても寒い日で、熱々にしたトン汁もすぐ冷めてしまいましたが、
焼きそばと一緒に用意。

助かりました、また会える日を楽しみにしています。


2019.3.28


会の活動を表彰していただきました。
ご協力いただきました皆様のおかげです。

「企業が環境に目を向けてきています。この受賞の意義は軽視できません。
行動を広く周囲に知ってもらうことは、そうした方向性を普通の人々が認識していくことに繋がると思
います。」 (恩師河合教授から)

2019.3.24

下記の「ボランティア活動参加についてのお願い」を当会名で出しました。


やりたなごの会と申します。

会員10名ほどの小さな会ですが、県内では唯一、藤岡市だけに生息しております
ヤリタナゴ・マツカサガイ等の生息地保全のために、
藤岡南部にあります環境水路(700メートル)の草刈りをしております。
 

市内には3か所のヤリタナゴ、マツカサガイの生息地がありましたが、
現在2か所で圃場整備工事が進行中のため、生息可能な水路は、
上記の環境水路のみとなりました。そのため、当会だけでは荷が重い事態となってまいりましたため、
市内の団体様がボランティア活動を計画される場合は、ご考慮いただけないものかとお願いするものです。



2019.3.11

上毛新聞に投稿しています。

2018.06.30


群馬県立藤岡工業高校の皆さん。今年もこんなに大勢で来てくれました。
本当に、ありがとう。



作業開始にあたり、代表君が決意表明「がんばりましょう!」


スタッフも自己紹介。左からヤリタナゴ調査会、藤岡市農村整備課からの3名、
中村堰土地改良区さん、神流川用水さん。

では移動。今日は、一番茂っている上流部を中心にお願いします。


作業開始。土手の上で撮影中なのは上毛新聞さん。


その記事が、翌日、7月1日に掲載されました。


今回も池の周りのアシは、農村整備課の増野さんが刈ってくれてます。


草刈りが終わった後、生物調査。
どんな生き物が住むようになったか、見てください。


ヤリタナゴいました。ドジョウも3種、捕れました。



作業終了後、捕れた生物の説明をヤリタナゴ調査会がしています。
後の神社の前に何か映ってます。


お昼の炊き出し、トン汁を並べているやりたなごの会とスタッフ。

真夏日でも、トン汁。年のせいか、決めたことは変えられない。
でも、味はおいしいし、仕事は丁寧。


無事に作業終了。
「今度はうどんも入れて、もっとたくさん作るから、また来てくださいね」


2018.06.28

様子を見に来ました。

ハンゲショウがずいぶん増えましたね。



足元から、イナゴの幼生がぱっと飛び出してきます。
これも増えてきた感じです。


今年はホナガカワヂシャとオオカワジシャが少ないですが、
枯れかかったカワヂシャ似の株がありました。


花は、こんな感じです。


もしかしたらカワヂシャ?

でもホナガカワヂシャのこんな花も咲いていました。


まったくよくわからないホナガカワヂシャ。




2018.06.03
 



電機連合 群馬地協 青年女性委員会さんを中心に
市農村整備課、中村堰土地改良区、ヤリタナゴ調査会の皆さんと。

今年も電機連合青年女性委員会さんが23名、
草刈りボランテイアにやってきてくれました。
今年で3年目です。心から感謝します。
 am9:00.作業開始前に挨拶いただきました 


委員長の倉田さん。「若いので、なんでも言いつけてください」


藤岡市農村整備課の増野係長。「市民の皆様の協力をぜひお願いします。」
今年は松本さんも来てくれました。

 作業開始 
3班に分けて、約700mの水路の除草。



ここは,上流部。湧水が流れ込んでいます。

サワガニが見つかりました。石積みの隙間によくいます。



3年前にホテイアオイを駆除してもらった、水路横の池。
アシかヨシがどんどん茂ってきて、圃場整備前の姿を思い出します。



上毛新聞が紹介してくれました。市天然記念物3種が生息している水路なのです。
写真は、池のザリガニ捕りしてくれた皆さんです。


こんなに茂っては、やりたなごの会だけではもう無理でした。




中流部。どんどん刈り取られていきます。


カワジシャと思って残しておいてくれるのですが、青い筋入りなので、
きっとホナガカワヂシャです。でも、去年から見ると、減りました。


下流部も水面が見えてきました。


11:30.作業終了です。
今年も大変お世話になりました。
3年前までひっそりとしていたこの水路が、
皆さんのおかげでなんだかだんだん明るくなってきたようです。

ご協力いただいた皆様
神流川用水さん、中村堰土地改良区さん、農村整備課さん、ヤリタナゴ調査会、ヤリタナゴを守る会



2018.1.14


2018年お正月。我が家の佐助(6か月、赤城山生まれ)とやってきました。
池の周りはヨシがどんどん茂って、水面が小さくなりつつあります。
この池の手入れもしなければかなぁ。
でも思い出してみると、圃場整備以前、この辺りはヨシ原が広がっていました。
手を入れず、元に戻ってもらうことにしよう。
周りに移植したノジトラノオは、旧笹川をきれいにする会さんが引き受けてくれて、元の住処に戻れることになりましたし。

17  .20



2017.10.28

2017年度野外生物学会大会で、この水路について、最初から現在までを口頭発表してきました。

環境保全型農業用水路に戻り始めた水生昆虫たち.28 

外生物学会大会




2017.7.2


今年も、電機連合群馬地協青年女性委員会の皆さんが、草刈りボランティアに来てくれました。
去年来てくれた方の3名を含め、17名の若者さんたちです。
いつもの水路と違い、この日はすっかり明るい水辺です。


池のホテイアオイとザリガニ駆除。女子3人がかって出てくれました。



この日は700mの水路のうち、
特に草の茂っている上流部約200mの草刈りを、重点的にお願いしました。


その中の最上流部。
ここは特に雑草がすぐに茂って、この環境水路の中で一番手のかかるところ。

え、いつの間に!!。
「最初に土を他所から持ってきて入れたせいでしょうか」とか土手で話していて、
後ろを見たら、なんともうきれいに刈り取ってありました。
私たちでは考えられない仕事量です。

一気にきれいになったので、次にザリガニ駆除と生き物調査をお願いしました。



ザリガニ獲りのすっかりベテランさんが、取り方のレクチャー。


ザリガニ。


足の生えたオタマジャクシ。


カワトンボのヤゴ。オニヤンマは取れていましたが、これは初めて!
生物の種類が増えてきました。イイネ!


採集した加藤さん。


名前調べ中の稚魚。


ザリガニの雌雄選別。



去年も来てくれた2名と新人さん1名。


作業終了。
すっかりきれいになった水路。
これで安心して、作業の夏休みに入ることができます。
大変ありがとうございました。

高校生さんたちとはまた違う存在感のある社会の中の皆さん。
保護保全活動は、各地で係る方たちの高齢化が問題になっています。
皆さんの笑顔を見ていると、どうして世代を繋げないのか、不思議になります。
皆さんが各地でご活躍され、社会の中で環境保護の意識が普通になることを期待です。


ヤリタナゴ調査会の斉藤さんから、この日とれた生き物と
ヤリタナゴやマツカサガイにについて説明させていただきました。

今年も、大変ありがとうございました。

後日、委員長の加藤さんから感動のメールをいただきました。

ヤリタナゴ、マツカサガイ、どじょうなど、密接に

関わり合いながら共存しているお話を聞いて、ここまで

密接でなくとも他の多くの生物や、仕事でさえも他者と

関わりあって生きているんだなと思いました。 

また、このような活動が全国または全世界で行われており(?)、

多くの生物が絶滅の危機に瀕しており、それを食い止めるべく

多くの方が活動されているのかなと思いました。

このような活動で種の絶滅を最前線で防ぎつつ、また

人の手無しで繁栄していけるような環境を作って(取り戻して)

いかなければいけないと強く思いました。

 

自然を保護する仲間が少しでも増えるよう、こちらでも

アピールしていきたいと思います。』


『若い世代の環境保護の意識がどうすれば高まるのか、

私たちの今後の活動のテーマに挙げさせていただき、

取り組んでいけたらと思います。

また少なくとも今回のメンバーは環境保護について

何かしら意識が変わったと思いますので、それぞれの

会社、地元でも広げていっていただけたらと思います。』

 

世代がつながっていくことを夢見て、
力尽きつつある私たちも、もう少し元気を出してみましょうか!


2017.6.15
去年6月、ボランティアさんが移植してくれたノジトラノオが咲きました。
絶滅危惧種1類。
でも、元の住処は圃場整備できれいに整地され、戻るところはもうありません。
ここに根を張ってください。



実は、周りにアシがどんどん生えてきています。
でも、ミゾコウジュも並んで生えてます。


カワヂシャ(おそらく)も見つかりました。


ハンゲショウも芽を出し(4・28)、無事育っています。


圃場整備以前に生えていた希少種3種が、また花咲きました。
そのうえ、ノジトラノオまで仲間入りした湿地です。

2017.6.4

老齢化しているやりたなごの会、「もう長くは続けられない」と先を心配していた矢先、
藤岡工業高校の生徒さん18名が地域の自然環境の保全のためにと、
環境ボランティアとして草刈に来てくれました。
本当にありがとう。


作業終了して。
1年生から3年生まで、富岡先生の藤工環境プロジェクトの募集
申し込んでくれたきてくれた、自然環境を考える生徒さん達です。
草刈なんて地味な仕事に、明るく取り組んでくれました。
藤工環境活動プロジェクト


集合場所の神社でヤリタナゴを守る会の福田さんとヤリタナゴ調査会の斉藤さんが、
ヤリタナゴの準備をしながら、到着待ちです。


マイクロバスで到着。
生徒18名と富岡先生(環境アドバイザー・エネルギー管理士)はじめ引率の先生。


まず、ヤリタナゴの展示説明は、調査会の斉藤さん。
私もこの環境水路の成り立ちや管理する理由、カワヂシャ減ってしまったことなど、話しました。
マムシとヤマカガシに注意も。
ずっと、よく聞いてくれている生徒さん。


周りの田んぼは、田植えシーズン。日曜日。


さあ、作業開始。水路全長700mを道路で3区間に分け。
上流部は3年生担当。


中流部は1年生の皆さん

中村堰の田口さん指導。

ホナガカワヂシャを見つけて、「カワヂシャが減って残念ですね」と言ってくれました。
ジーンとしました。


下流部は混合チーム。調査会の佐藤さんの指導。

刈った草は作業道に上げておきます。
明日、この水路の管理者市農村整備課さんが片づけてくれます。


爬虫類苦手と言ってましたが、水路に入り頑張ってます。克服?!


休憩。
私たちではほとんど手を付けられなかった中流から下流。
こんなにキレイに!


作業再開。下流に残った最後の群落。


3年生も1年生も応援に来てくれました。


全区間、開通しました。藤工パワー。


みんな頑張ってくれました。先輩の3年生の皆さん。(


水路ののり面を巨石で積んだ鬼石の群馬石積み組合の橋本さん。
コンクリート造り水路他の違いなどを力説してくれました。
「この水路は、県の環境水路の第一号です。」


中村堰土地改良区の田村さんが、農業用水の多面的機能について説明してくれました。


ヤリタナゴの生息する神流川用水の田村さん。
「藤工野球グランドのあるあたりがウチの管理です。」
駆けつけて、裏方を受け持ってくれました。

とても心強い農業用水さんの応援でした。


きれいに草刈りの手が入った水路。自然と人が関わったいい風景。
細々とでも続けてきたから見られた幸せです。

でも、こんなに手がないとできない作業なんだ...。


2017.4.9

午後雨が上がったので、気になっていたノジトラノオの植え替えをしました。


昨年移植したノジトラノオ。
これは大株になったほうですが、1年前に移植した1株からこんなに芽が出ていました。


1芽はこんな感じです。
水のつかない、少し高いところに植え替えました。

春ですね。

アマガエルが飛び出してきました。


何でしょうか。神奈川の司村さんにおたずねしました。
「「陸生の蛾の幼虫です。クロクモヤガが似てると思ったのですが、どうでしょうか?
水路に落ちてしまったのだと思います。」
どうりでちょっと水膨れたような元気のないような感じでした。
生物種が増えたのではなくて、残念。


巨大なカワニナ。


今年はクレソンが多いです。流れをクレソンがさえぎっていました。
クレソンが生えていないところに、
ホナガカワヂシャとオオカワヂシャが生えていて、去年の勢いは今のところありません。
今年何とか花を咲かせずに抜き取ってしまいたい。
セリも水路の中に侵入してきました。


抜き取ったら、流れが戻りました。
また今年も仲間と頑張りましょう、と思う。


2017.4.7

ノジトラノオが芽を出していました。
昨年移植した場所は、水がついて、元気がなかったので、心配していました。
春になったら、移植してやることにしていました。
ホタルトビケラも多数みられました。


ノジトラノオの芽が、去年移植した株の根本に出てきました。
これが一番大きかった芽です。


1株から増えています。


一緒に移植したミゾコウジュも芽を出していました。

池には藻が浮いています。
ホテイアオイが繁茂していた去年までは見られなかった現象です。


顕鏡してみると、この画像では見えないと思いますが、
染色体が螺旋なので、アオミドロでした。


水路には、ホタルトビケラが多数いました。
昨年は数個体のみだったので、ずいぶん増えました。
増えてきたトビケラたちを見ていると、生き物の住める環境のある水路に
少しづつなってきたような気がします。



2017.2.24
伝統工法の木工沈床を見学に行ってきました。
ヤリタナゴを守る会、ヤリタナゴ調査会、放送大学生物クラブ、群馬野外生物学会の先生方などの
皆さんに呼びかけて、参加いただきました。
現場は、
高崎市の国道18号、烏川君が代橋直下、高崎西部土地改良区の取水堰が設置されています。
事業者は群馬県西部農業事務所農村整備課です。


工事現場。瀬回ししているので、ちょうど既設の木枠と上に組んだ新設の木枠が見られます。
画面中央、奥に取水口があります。



今回の見学会を提案してくれた西部農政の中野課長。
昭和35年に設置された木工沈床ですが、下部はまだ健在です。
流れで傷んだ上部を取り除き新しい木枠を組んでいます。


傷んだので、取り除いた既設木工沈床の上部木枠材。
腐ってはいないです。職人さんが組んだのでしょうね。


現在は、既製品の木枠があるんですね。


木工沈床の工事現場を見られる機会は、めったにありません。
皆さん熱心に説明を聞いています。


ここは、老朽化して水漏れも始まったため補修された取水口補修工事。
魚道も付けられました。
昔は碓氷川から取水していたけれど、安中公害後、延長してここ烏川に付けたそうです。


補強のために、一部に間詰め(木枠の中に詰めた礫の間に
コンクリート流し込んで補強する)もされていました。

見ごたえのあるいい見学会でした。
「生き物にも優しいように、ずっと壊れないものではなくても、
直しながらやっていけばいいんですよ」と中野さん。
どうぞたくさんの川で、こんな優しい工法が使われますように。





2017.1月吉日


佐渡のトキです。初めてカメラに入ってくれました。(2016.6.21)
キンがまだ生きていたころ、放送大学のグループで冬のえさ場調査に通っていたので、
空を飛ぶトキを見られることは、複雑な思いはありますが、やはりうれしい。
交流のある「佐渡トキ田んぼを守る会」さんを訪ねて、研修旅行に行きました。


行くたびに見られるトキの数が増えています。(2016.6.21)
田んぼの中にいるのは、初めて見ました。


稲刈りのやっと終わった会長斎藤信一郎さんの田んぼ。


佐渡の土質とトキのえさ場になるように乾かさない管理なので、粘土状態。
コンバインも壊れそうな稲刈り。佐渡は頑張りますね。(2015.10.20)



2016.9.4


9月4日。この池にギンヤンマがやってきて産卵中。
オニヤンマのヤゴは水路の方で毎年見ていましたが、ギンヤンマは見たことがなかった。
シオカラトンボもたくさん飛んで来たので、トンボ池になるかもしれない。


2016.7.4

ホテイアオイを抜き取ってもらった池。水面が見えています。


水路にひっそりとカワヂシャを3株発見。


マメコガネ Popillia japonicaだと思われます。     
マメ科植物やクヌギの葉を食い荒らす害虫と呼ばれています。


車を脱輪させた穴も直してもらえました。安心。


7月3日、我が家の庭にあずかって確か3年目のノジトラノオ。
ヤリタナゴ会員の庭にも避難させて育てています。
どんどん増えています。
矢場に移植した株の様子もこうなるといいですが。


2016.6.5
本日は、わが環境水路にボランティアさんが来てくれました。
電気連合群馬地協 青年女性委員会の皆さんです。


もう10年以上も前、我が家の庭に預かった
圃場整備が始まる前にここに生えていたミゾコウジュハンゲショウ
それと、やはり近所の圃場整備で住処がなくなるノジトラノオを
れんごうさんに移植してもらいました。
環境水路のわきに残されていた小さな湿地があり、ヨシを刈って
そこに植えました。ここならもう安心。

その湿地は、要注意外来生物のホテイアオイで埋まっていました。それを駆除中です。
手前は、岸にその投げ上げたホテイアオイの山。
画像右は希少種の移植場所。穴を掘って準備中です。


湿地からあげたホテイアオイの山、これで半分くらいでしょうか。

ザリガニです。
環境水路に今年はほとんどいないので、不思議だったのですが、つながっているこの湿地のほうに移動していたので、ホテイアオイと一緒に駆除してもらいました。
同じ生き物、かわいそう!。とんでもない、すごい繁殖力の雑食性です。もともと住んでいた生き物たちをどんどん食べてしまう、困りもの達です。


開始にあたり、地元区長斎藤和夫様、市農村整備課増野様、ヤリタナゴを守る会福田様から挨拶いただきました。


電気連合群馬地協 青年女性委員会さんにも自己紹介をしていただきました。


ヤリタナゴ調査会から、ヤリタナゴの展示説明。


環境水路は、群馬の伝統技術石丸積みで作られています。
この工法について、石積協同組合から説明していただきました。


水面が見えた湿地。ヨシの刈り取りは農村整備課の増野さんが指導してくれました。
刈り取ったヨシやホテイアオイの山も、明日、農村整備課で片づけてくれることなり、
本当に肩の荷が軽くなった思いです。

翌日6月6日(月)、増野さん手配で、ホテイアオイの山が片づけられていました。
すごい量だったことを、再認識です。


画面左は移植用の穴を掘ってくれています。

植え戻ったミゾコウジュ。

カワヂシャの花、4ミリもないくらいの小さなく白い花。ヨシの中に生えていました。


引っ越してきたノジトラノオ。
大森先生に伺いました。

 「ノジトラノオは本州・九州の平野部の湿った場所に生えるサクラソウ科の多年草です。
沼のへりの林縁や川の縁が典型的な生育環境です。
地下茎を伸ばして枝を分け、自生地では群生します。
 花期はオカトラノオよりやや早く、梅雨の最盛期です。
 もとの自生地は関東平野、大阪平野、福岡周辺に集中し、開発や河川改修が主な減少理由です。
環境省の絶滅危惧Ⅱ類で、群馬県では前橋、伊勢崎、館林、板倉から記録がありますが、
伊勢崎では絶滅したと考えられ、前橋は1地点、邑楽館林地域のものも数地点だけです。

 花の感じがオカトラノオに似ていて、希少な種と認識されにくい点も減少理由の一つかも知れません。
 また、ノジトラノオはオカトラノオやヌマトラノオと交雑しやすく、純粋なものが少ないのも絶滅危惧種である理由の一つです。
 図鑑的な「茎に褐色の毛が密生する」以外にも、花の小苞が長く、果実の時期になると
小苞が小花柄からつきだしてブラシ状になることや、花の時期に花穂が垂れることも特徴です。」

ここに根付いて、来年からは花が見られますように。




ヤリタナゴ調査会が展示した水槽のヤリタナゴ。
いつの日か、ヤリタナゴも昔々のように泳いでくれることを。


連合の皆様、本日は大変ありがとうございました。

この地に住む水辺の生き物たちに、心を寄せていただけますように。



4.17:4・29:5・8:5・22:5・29


2016.2.13
今年初めての草取りです。
初めてトビケラが採れました!

神奈川の野崎隆夫さんに見ていただきました。
「セグロトビケラ Limnephilus fuscovittatus(下)
ホタルトビケラ Nothopsyche ruficollis .

ともに,水田地帯の土水路には広く分布していたはずの種です(野崎)」


トビケラが、水路の様子を教えに、今年もがんばれと励ましに、来てくれたと思えます。




水生昆虫は圃場整備前の土水路の時にクサツミトビケラを見ましたが、
環境水路になって、ドジョウやオニヤンマのヤゴなどはずいぶん増えてきましたが、
カゲロウ、トビケラなどの水生昆虫は採れたことがありませんでした。
今日はこの水路でヤリタナゴ調査会の斉藤さんと小林さんコンビが生物調査をしていて
見つけてくれました。
トビケラも生息できる水路に環境が多様に推移していることが分かりました。
大変うれしい。今後は定期的に水生昆虫も調査してみましょう。

今日はこの後、事故りました。


イヌノフグリがもう咲いたと思ったのですが、
花が大きいのでヨーロッパ原産の帰化種オオイヌノフグリVeronica persicaでしょう。
小さなハムシたちもずいぶんたくさん飛びはじめていていました。


ホナガカワヂシャ。
冬の間、小さな葉を増やし続け株を大きくして来ていましたが、
いよいよ葉も大きく成長し始めました。
この株で、花が咲いたら押し葉標本を作ります。



上の画像の株だけ残して、ホナガカワヂシャとクレソンを抜き取りました。
ビニール袋が3つ。本日は上流部だけです。
重たいので車を水路脇の作業道路に持ってきて積みました。


さあ、今日の作業はおしまい。
バッグで道路に戻ろうとハンドル切ったら、穴にすっぽ!。
車がはまると危ないからと、自分で棒を立てておいた穴なのに、、、。


自分で何とかしようなんて思わず、すぐJAFにお願いしました。
JAFさん。どうやってあげるのでしょうか。興味津々です。


ジャッキを3台くらい使って、後ろから徐々に車体を上げていき、
すぐに前輪が穴から上がりました!
穴に蓋をかませて


ひっぱって


無事、車に傷もなく上がりました。


「よくあるケースです。スムーズに作業ができました。
この穴は石を詰めるなどしてふさいでおいたほうがいいと思います。」
辻村さん、大変ありがとうございました。


2015.12.11

稲刈りも終わり、勢いよく茂った雑草たちも大人しくなった水路。


ところが、そこにホナガカワヂシャが生え出し

どんどん横に広がっています。


その株の中に、オオカワヂシャも生え始めました。


矢印の丸い大きい葉がオオカワヂシャです。
ホナガカワヂシャの中に2株生えています。
葉は後から生えたオオカワヂシャのほうが今のところ大きい。
ホナガカワヂシャが今春、かんな川水辺の楽校で
手の付けられないほどの大株に
なっていた謎が解けました。
ホナガは冬の間に根を広げる!!


記録のために、花が咲いたら押し葉標本を作成することになりました。
その株だけ残して、抜き取らないと、大変なことになります。
冬も作業は休めませんね。


2015.11.29
だんだん元の土水路に戻っていく水路。


朽ちて倒れかけていた丸太の土止めが完全に倒れて水没しました。
倒れてみると、元からそうだったように違和感なく、
圃場整備される前の素掘りの土水路を思い出します。


イナゴがいました。

こちらもイナゴ。
松村委員に聞きました。
「ハネがあるようなので。コバネイナゴで良いと思います。
イナゴの同定は以前も書いたとおり、かなり難しいです。」


オオジシバリ。

セイヨウタンポポ。


綿毛もありました。


これも綿毛。

大森委員にききました。
「上はニガナ属ですので、生育環境などからオオジシバリの可能性が高いと思います。下はセイヨウタンポポです。果実の上半分の粗い鋸歯状の突起が特徴的です。」



今年の作業は今日でおしまいにしましょう。


2015.9.16(am6:00~)

鎮守の森。イネも育っています。


今日は生き物調べをしてみました。


ホトケドジョウがいました。


こちらはドジョウ。顔の太さ、ずいぶん違います。


ヒメタニシ、カワニナ、シジミ。


カナヘビ。

ミズムシ。

2015.8.2(am6:00~)

右岸側の石積み。右の平らなコンクリは橋。橋との連結部は強度を上げるため礫間に練が入っています。この部分は河床と隙間が空いてきて天端の作業用道路の端に穴が開いてきました。車がはまると危ないので、棒を立てておき、担当課市役所農村整備課にも連絡しました。既にご存知のようでした。手のかかる水路です。
でも、生き物にはやはり棲みやすい水路であることが、
9月6日の作業日に生き物たちが教えてくれました。

2015.9.6(am8:00~)

サワガニが空積みの隙間にいました。ペアでしょうか。


老眼でよく見えずてっきりザリガニ!と思い捕まえてみたらサワガニだったのです。

不機嫌そうな目でこちらを見てるのは、♀かな♂かな。

涼しくなってきたら、ぞろぞろと生き物たちが顔を見せてくれました。

ピンボケですがホトケドジョウ。

お腹を見ると、内臓が透けて赤く見えてますから。


このお手上げですと言ってるようなのは?

オニヤンマのヤゴです。
この水路で3年くらい暮らして、日本で一番大きなトンボになります。
ふつうはもっと山のほうで見られることが多いのですが、
ここも上流部は湧水だし、ホトケドジョウもサワガニも棲める環境があるのでしょう。
環境水路。


イナゴの仲間。羽が短いしコハネイナゴに見えますが、生殖器を確認してからまた。


オンブバッタ。


トウキョウダルマガエル。


ツルマメでいいでしょうか。


ヤブツルアズキでいいでしょうか。



2015.6.7
(am6:00~)
暑くなってきたので、朝6時から始めることにしました。
カメラを忘れ、写真は撮れませんでした。


2015.5.31(am7:00~)
ー先週はヤリタナゴ観察会があり、除草作業は休みましたら、なんとー

水面を雑草が覆っていました。さすが雑草。
麦が実り、田んぼには水が入っていました。


アマガエル。トウキョウダルマガエルも多数。

モグラみたいな手の、ケラ。


水路を覆っているカワジシャ。抜くわけにもいかず。


オオカワジシャ。こんなに小さいのに花が咲いている。


オオジシバリ。

ギシギシ

9時になりました。作業時間は2時間。水面が出ました。
今日は、サワガニ、アメリカザリガニ、トウキョウダルマガエル、カワニナも見ました。
来週は朝6時から始めることにします。

2015.5.29
この環境水路は、県から市に移管され、担当は農村整備課になっていました。
会議でお伺いした時には、まだ決まっていないと回答があったのですが、決まっていたようですので、ご挨拶に行ってきました。


2015.5.10(作成中)

2015.5.2
―カワヂシャが大株になってたくさんはえていました!―


作業が天候その他の都合でできなかったので、水路の様子を見にやってきました。
すると、カワヂシャがいっきに生えていました。オオカワヂシャもホナガカワヂシャも生えていましたが、カワヂシャが勝っていました。ダントツです。作業開始前は、オオカワヂシャばかりで、カワヂシャはその中に数本みられる程度でしたから、作業の効果がもう出てきたのでしょう。2015年、いい春です。


カワジシャの花


カワヂシャに止まっているテントウムシ

2015.4.12
ホナガカワヂシャが生えていました

すっかり春になっていました。


雑草が伸びていますが、除草作業してきた成果が見えます。


ニホンタンポポでしょうか。丈が低くガク片が反り返っていないけど、,ぴったりとはくっついていない。タンポポも交雑種が増えているそうなので、それでしょうか。


ニホンアマガエル。背中をまだら模様の灰褐色に変えている。保護色。


ハルジオン。つぼみが垂れているから。


カワヂシャが生えてきました。嬉しい。


オオカワヂシャも生えてきました。即抜き取り。


これはカワヂシャよりちょっと葉の幅が広いので、ホナガカワヂシャかもしれないのですが、かなりカワヂシャに近い感じで迷います。これがずいぶん生えています。


ほとんどはこんなに大きくなっていました。
カワヂシャ、オオカワヂシャは1株づつ生えてきたばかり。これは成長が速いです。


葉がそっくりなのを、約1㎞離れたかんな川水辺の楽校のせせらぎ水路で4月18日に撮りました。もう花が咲いていました。色が濃く、カワヂシャの花ではありません。
大森先生に伺ってみました。
「昨年のホナガカワヂシャとは何か様子の違うカワジシャが、かんな川水辺の楽校と矢場の環境水路に生えています。葉の鋸刃がはっきりしていて、カワヂシャのように葉が波打っています。昨年のホナガより葉の感じがカワヂシャに近いのです が、花の色が濃い。かんな川水辺の楽校はこのホナガと思われる種は大株でもう花が咲いていました。オオカワヂシャとカワヂシャはまだ小さいのかはっきりとは見当たらないのですが。矢場の環境水路は、カワジシャ、オオカワヂシャともに確認できましたが、このホナガは成長が早く、花はまだでしたが一番大 きくなっていました。ホナガなのでしょうか?」
「大森です。
葉がオオカワヂシャに比べて細く、鋸歯がはっきりしている点はカワヂシャの特徴をとらえています。
しかし、花色はオオカワヂシャで、それより花が小さい。
などの特徴からホナガカワヂシャとするのが順当だと思います。
また、雑種強勢で成長が早い点もホナガカワヂシャを支持しています。
 ただし、ホナガカワヂシャの特徴は種子ができないので、花序が際限なく伸びる点ですので、それが観察できれば確実です。
 種子はできませんが、根茎によるクローン成長で、オオカワヂシャ並みの大きな株を作るので要注意です。」
早速ホナガとして、抜きました。
でも、かんな川水辺の楽校のせせらぎ水路はホナガの大群落で埋まりそう、どうしよう。、


2015.4.5
雨で中止。今月は12日と26日に変更。


  

2015.3.15

2015年3月15日晴。のんびり出かけたら、川崎さんと中さんがすでに作業をしていた。
中流部の中間。前回[3月1日)取り残した部分が、ずいぶん青々と茂っている。
これをほおっておくと、今までのように暑い大変な作業になるので、今のうちに。


クレソンもどんどん大きくなってきますし。

 



この中流部は橋から投げこまれるゴミが多い。礫の間を流れる水の勢いが悪いので、隙間をあさったら、こんなに出てきた。流れは音を立てるようになりました。


  斎藤さんが、ご主人自作の道具を持ってきました。
市販のは、この水路には幅が広く使いづらかったので、
ご主人が幅の狭いのを作ってくれたそうです。能率上がりました。






きれいになりました。次回はいよいよ下流部の除草に入ります。


 

2015.3.1

 だんだん作業にも慣れてきました。
 手前は橋本さん、肩とかいろいろ痛いのに、毎回参加です。


 一部は巨石を積まず、丸太の杭でのり面が抑えられています。杭は腐ってきて、下は洗掘してきています。魚たちは隠れる場ができ喜んでいそうですが、路肩を軽四が走るので、崩れては困るでしょう。この直しは、私たちの手には余ります。 

  

もう、この環境水路は県から市に移管されています。「管理は土木課課か農村整備課になると聞いていますが、どちらでしょうか」と2月16日の会議で伺ったところ、農村整備課から「まだ決まっていない」との回答がありました。
担当課が早く決まって、状況をご報告して、ご相談したいですね。


HOME:かわげら通信カワゲラの会/かんな川水辺の楽校便り/ヤリタナゴ保護ネット/やりたなごの会


 HOM