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ヤリタナゴ懇談会

 

絶滅したと思われていたヤリタナゴが下戸塚の細流で再発見され、
20年余りが過ぎた現在まで、
市内で3か所の生息地(下戸塚、本郷、矢場)と
2か所のビオトープ(チノービオトープフォレスト、北高ビオトープ)で、保護活動が続けられてきました。


当初は順調に個体数が回復し 2000 尾を超える嬉しい時期もありましたが、
その後の生息環境の悪化や喪失で、
次回改定の県レッドデータブックには「野生絶滅」ランクに入るかもしれない状況となっています。

このような状況の中で、関係団体間の情報共有の場の必要性から、
ヤリタナゴ懇談会を開くこととなりました。

県(西部農業総合事務所、藤岡土木事務所、水産試験場)、市(環境課、農政課、文化財保護課)、
烏川漁協、前橋工科大学、藤岡中央高校、藤岡工業高校、藤岡北高校、読売新聞、上毛新聞、
(株)チノー、藤岡北高、ヤリタナゴを守る会、ヤリタナゴ調査会、旧笹川をきれいにする会、やりたなごの会が参加しています。

やりたなごの会も幹事として参加し、事務や広報を担当しています。


第1回ヤリタナゴ懇談会(2021.07.02)
第2回ヤリタナゴ懇談会(2021.10.20)
                      
-チノービオトープにヤリタナゴ再放流の提案5月11日に水産試験場が再放流-
第3回ヤリタナゴ懇談会(2021.12.08)
             -環境水路に高校生のボランティア提案、翌6月に実現
追加懇談会レポート(2021.12.22)
第4回ヤリタナゴ懇談会(2022.04.20)
第5回ヤリタナゴ懇談会(2022.06.29)

追 記
2022年に群馬県レッドデータブックが改定され、
この時までに自然分布域となる下戸塚環境水路に、
工事開始に伴い保護したヤリタナゴ等をまだ戻すことができず、
ヤリタナゴは野生絶滅となりました。
改定に先立ち、県水産試験場及び藤岡北高校をはじめ、県や市の関係各課の
参加を得て立ち上げた連絡協議会「ヤリタナゴ懇談会」で、
生息域外保全の状況改善を検討し、
下戸塚については藤岡市にある3県立高校(工業、
北、中央)合同で、除草作業ボランティアを計画するなど、
再導入を目指して活動を続けています。

                  
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