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かんな川水辺の楽校開校記念式典(10.7.5) 式 辞 |
皆様、本日は「かんな川水辺の楽校」スタートの日です。
このスタートの日を来賓の皆様、美九里東小学校全校児童の皆様、サムエル幼稚園のかわいいお友達、そして自然観察の指導のために集まってくださった皆様、この大勢の皆様と共に迎えることができましたことは、文字どうりに有り難いことと思っております。
今から4年前、2004年の春、この川原で自然観察をする美九里東小自然環境クラブの皆さんのお兄さんやお姉さんを見て、国土交通省高崎工事事務所から、ここに水辺の楽校をつくりましょう、川と子供を育て次の世代に残しましょうと提案がありました。
藤岡市の市長さんと教育長さんが賛成してくれました。
自然や子どもたちを大切に思う人たちも大勢協力するといってくれました。
すばらしいことに、この川原にはたくさんの野生の生き物が住んでいます。住める場が少なくなり、絶滅危惧種と呼ばれるようになってしまったカワラバッタ、アオハダトンボ、アカザ、シマドジョウ、カワジシャなども住んでいます。
かんな川水辺の楽校は、そんなちいさな野生の生き物たちを大切に思う心、育くもうと思う心、その心が生まれる場になってほしいと思います。
今日はその心を持って大人になった大勢の皆様が集まってくださいました。
いつか美九里東小やサムエルのみなさんがその心を持った大人になって、ここにやってきてくれる日、その日を楽しみに、かんな川水辺の楽校運営協議会は歩いて行きたいものと思っております。
最後に、故人となられ、今日のこの日をともに迎えることのできませんでした藤岡パークゴルフ協会の三好徹明さん、当初から設立に向けご協力くださいました。そして烏川漁協の故岸運営委員、お二人のご冥福を心からお祈りさせていただきます。
大勢の皆様の気持ちが集まり、かんな川水辺の楽校は、本日スタートいたします。どうぞ、皆様のご指導とご協力がいただけますよう心からお願いいたしまして、運営協議会からの挨拶とさせていただきます。
2010年7月5日 かんな川水辺の楽校運営協議会会長 掛川優子
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